奈良県大和郡山市の滋恵クリニック
明日があることを信じて前向きに頑張っている人を応援したいと思います。
生きている限り可能性があります。 あなたの生きようとしている力、 病気を治そうとしている力、
その力が発揮できるようにお手伝いしたいと思っています。
…それが私の考えるホリスティック医療です…
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院長・クリニック紹介
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| 昭和29年 | 誕生 |
| 昭和55年3月 | 奈良県立医科大学卒業。東京女子医科大学第1外科、奈良県立医科大学第3外科で胸部外科の臨床研修、奈良県立医科大学第1外科及び関連病院にて一般外科を修練。 |
| 平成4年1月 | 済生会御所病院外科医長として勤務。 |
| 平成5年12月末 | 退職し、平成6年2月に大和郡山市で慈恵クリニックを開設。 |
| 平成15年10月 | JR大和小泉駅前に移転。 |
外科医の時から漢方、気功といった東洋医学や食事療法、水治療、機能性食品も含めたホリスティックな医療に関心を持ち、 現在、慈恵クリニックでホリスティック医療に取り組む。
日本ホリスティック医学協会理事。
クリニック紹介
■ 経営理念
ホリスティックな人生観で、患者さんを「体・心・気・霊性」の有機的統合体としてとらえ、ただ単なる病気の治療だけにとどまらず、患者さんの全人生を通してより肉体的・精神的に健康で過ごせるよう、より生きがいのある人生を歩めるよう全力でサポートすることである。
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当院のモットー
■ “何もしない″のは治療ではないのか?
私が以前、外科医長として勤めていた病院でこんなことがありました。 私の受け持ちの患者さんで、ガンの再発で入院されていた患者さんがいました。 まだ比較的元気だったのですが、全身状態はあまり良くありませんでした。私はその患者さんの体力を考えて、抗ガン剤を使わずにいました。 抗ガン剤を投与すれば、それだけ本人の体力を消耗させ、かえって寿命を縮めてしまうかもしれないと判断したのです。
その病院では、他の医師が主治医である場合、患者さんが再発で入院するとほとんど抗ガン剤が使われました。 そうした患者さんたちが日に日に弱っていくのは、毎週行われる副院長回診の時に手にとるようにわかりました。 抗ガン剤の点滴をされている患者さんは、次第に全身状態が悪化していき、本当に最後まで苦しそうでした。 ある日の副院長回診の時でした。 私の患者さんを見て、副院長が主治医の私に、「なぜ抗ガン剤を使わないのか」と詰問しました。 私は、全身状態の悪い患者さんに抗ガン剤を使うことは、QOL(生活の質)を悪化させて良くないと思います」と言い返しました。
しかし、それでは何も治療をしないことと同じになる。医師である以上は、目の前にいる患者さんのために何かの治療をすることが使命だ。 すぐに抗ガン剤を投与するように」と、副院長が私に言いました。 その時、私は、現代の病院で行われている医療は、本当に患者さんのためになる医療であるのか、疑問に思いました。 私は、抗ガン剤を使うことだけが治療じゃないと思います。 もし使わない方が患者さんのQOL(生活の質)を高めることになり、延命になるのなら、そのほうが良いに決まってます。
多くの医師は、仮に抗ガン剤で患者さんを治せなくても、抗ガン剤を使うことが治療で、患者さんがどんなに苦しもうが治療のためには仕方のないことだと考えてしまうようですが、私は反対です。 抗ガン剤の投与のために苦しんで苦しんで、QOLがどんなに悪くなっても無視して、仮に1日や2日延命したとしても、そのような治療は本当に良い治療だと言えるのでしょうか。 抗ガン剤を使っていない患者さんの方が、最後の最後まで比較的全身状態が保てて、案外楽な死に方をされるのなら、そのほうが良い治療であるはずだと私は思うのです。
そして、いくら外科手術でガンの病巣を完全に切除できたと思っても、その後数か月から2、3年の間に再発して入院される患者さんを再び主治医として受け持つことは、ガンに敗北したようで辛い気持ちになりました。 このような経験をとおして、私はつくづく現代医学の限界を痛感せざるを得なくなっていきました。
これはガンだけに限らず、その他の数多くの病気についても言えることです。 特に難病や慢性疾患等に対しては、高度に発達した現代医学をもってしても無力な場合が多いのは非常に残念なことであると感じます。 しかし、現代医学の治療法以外にはどのような治療法があるのか、当時の私には皆目見当がつきません。 大学では当然、現代医学しか教えてもらってませんし、大学の図書館には現代医学に関連した書籍しかありませんでした。
そこで、患者さんのためになり、しかも副作用の少ない治療法がないものかどうか、自分なりに探りはじめたのです。 手探りをするように病気や健康に関係ありそうな多くの本を読んでいくと、この世の中には今まで全く知らなかった色々な治療法があることを、徐々に知るようになっていきました。 それを一言であらわせば、ホリスティック医療との出会いと言えます。
■ さまざまなホリスティック治療法を体験
その頃の私の最大の関心は、もっと本質的な治療法はないものかという問題意識だったと言えるでしょう。 そしてそれは、いまも変わらず私が治療に求め続けている大きなテーマなのです。 私は、いままでまったく勉強していなかった東洋医学関係の書物、特に呼吸法や気功についての本を読んでみました。 ただし、本に書いてあることは、すべて真実かどうかわかりませんので、本当に納得できそうなものをできるだけ自分自身で体験するようにしました。 それで、ある雑誌で知った西野流呼吸法を実際に1年半ほど習ってみたのです。 そこでは、足心呼吸といって、イメージとして足から呼吸をする訓練をしていきます。 これが上達してくると、気が出せるようになるというのです。対気といって、上級者と初心者が2人向かい合って、お互いの手の甲と甲をほんの少し重ね、ゆっくりと前後に動かして、お互いに気の交流をするトレーニングをします。
見ていると、気を受けたほうの人がバーンと後ろにふっとんでしまうのです。 気というのはそれくらいのカがあるのかと驚きましたが、それが実際に本当に存在するのかどうかは、最初はまったく自分では実感できませんでした。 週に1回ぐらいしか通えなかったのですが、だんだん訓練を続けていくうちに、手の先が暖かく包まれる感じがしてくるようになりました。 対気のトレーニングでも、上級者が送ってくる気がグツと自分の中に入ってくる感覚があり、体が後ろにさがっていく手応えを持ちました。 この1年半で、確かに″気″というものが存在することを自分の体を通して実感したのです。
それ以外にも、今では一般的でデパートやスーパーでもお馴染みのアルカリイオン水ですが、当時はまだほとんど世間に知られていませんでした。 アルカリイオン水による水治療や食事療法の本も読み、また夏休みを利用して断食療法で有名な甲田光雄先生のところに体験入院したこともあります。 3泊4日しか日程がとれなかったので、断食療法の真髄までにはいたらなかったのですが、青汁やスマシ断食までは経験しました。 まわりの人を観察していますと、確かに断食は体をリフレッシュさせるという確信を得ました。 しかし同時に、食事療法を続けることは、体のために良いことはわかりますが「あれを食べたい」「これも食べたい」という人間の本能である食欲に打ち勝たなければならないので、これは一種の悟りを開く、いわば″行″に近く、「普通の人にはなかなかできないだろうな」という感想も持ちました。
さらに、ガンの食事療法で有名なメキシコのゲルソン病院やコントレラス病院にも見学に行きましたし、水治療を実際に行っている埼玉や神戸の病院に見学に行ったり、また薬のような副作用がなく、病気治療や健康回復に対して有効である機能性食品もごく一部ですが、自分で試してみたり患者さんにも使ってもらったりして、少しずつ経験を積んでいきました。
自分自身の体でさまざまな治療法を体験してみて、初めて治療の根元は患者さん自身の体に本来あるはずの自らを治そうとする力、つまり自然治癒カにあるのだということが次第にわかってきました。 患者さん自身が自分の自然治癒力を高めていかないと病気は治らない。だんだんそういう確信を持つようになっていったのです。 いま思えば当然のことです。 しかし、学生時代から自然治癒カという言葉は知っていても、そのことに関して教科書でも大学の講義でも教えてもらったことはなく、医師になってからも特に真剣に考えたこともなかった私には、実に新鮮な発見でした。
■ 自然治癒力を高めること
私が外科医だった頃、手術をするたびによく感じていたことがあります。 それは、高齢な患者さんでも術前に全身状態の良い人は外見上も若々しく感じられ、術後あまり合併症もなく、順調に経過することが多かったということです。 また反対に、たとえ若くても全身状態の悪い人は術後に合併症が多くみられたということもありました。 それこそが本人の持っている生命力、言い替えれば自然治癒カのなせる業だったわけです。 自然治癒カが良好だと、術後も良好に経過する場合が多いのです。 それまでの私は、治療とは医師が治療法を決めて、手術や放射線、薬などの手段を用いて患者さんを治すものだと思っていました。
しかし、治療の根源は自然治癒カだと気づいてからは、患者さん自身の自然治癒カを発揮させることが治癒に繋がるということがわかりました。 患者さんの自然治癒カが高まるようにアドバイスしたり、指導したり、援助したりするのが医師の持つ本来の役割で、治療の主役は患者さんなのです。 現代医学には、病気の原因を外側から取り除いて治療するという考えはあっても、患者さん自身の自然治癒力を高めて病気を治すという、患者さん自身の内側から治癒に導く考えはありません。 現在の病院で行われている治療は、ただ単に肉体的な病気の箇所を取り除いたり、薬を与えたり、放射線治療を行ったりすることしかできません。
しかも、そうした治療はかなり副作用がきつく、そのためにかえって患者さんの体調を崩すことさえあります。 人間は、ただ単に物質的な肉体だけの存在ではありません。 心といった精神的な要素も非常に重要ですし、科学的ではありませんが魂といったような霊的レベルも含めた複合的な存在だと思われます。 現代医学は主に肉体的レベルの治療を目的としていますが、自然治癒力を高める方法は肉体的でも精神的でも、さらには霊的でも可能であると考えられます。
このことについて治療する側の医師も、治療を受ける側の患者さん自身も真剣に考える時期がきているように思われます。 いま私は、西洋医学とか東洋医学とかいった限定された枠組みの中での医療ではなくて、その両方の枠組みを超えてさらにもっと幅広く自然治癒力を高めるような全ての医療や治療法を含めた総合的な医学(ホリスティック医学)が、これからの医療の中心になると実感しています。
ホリスティック医学という言葉に私が初めて触れたのは、平成3年2月のことでした。 その頃は大学の医局で勤務していて、その年の夏休みを半分に減らし、代わりにいただいた冬休みを利用して、中川気功の合宿に参加したのです。 私は、気功治療にも関心があり、気の存在を実感してからは気功教室に通ったり気功の合宿に参加したりして、気功治療も出来るようになりました。 その合宿で、ホリスティック医学協会会員の歯科医の先生と出会って、ホリスティック医学協会のことを知ったのです。
日本ホリスティック医学協会は今年(平成17年)で、設立されて満18年になる団体です。 設立以来、私がいろいろと勉強してきた事柄に関連するような治療について啓蒙していることがわかり、すぐにその趣旨に賛同して、私も入会させてもらいました。 最近では本や広告の文字の中にホリスティックという文字を見ることが多くなってきましたが、いま現在でもホリスティックという言葉さえ知らない医師も多くいると思われます。 しかし、これからより一般的にホリスティックの考えが広まり、その重要性が認識されてくるものと確信しています。
私自身、ただ病院で外科医として手術をし、受持ちの患者さんだけの治療に専念する生き方よりも、もっと多くの人々に自分自身で自然治癒カを高めるホリスティックな治療を知ってもらい、患者さん自身が病気を克服するのに何らかのお手伝いができる医療に魅力を感じるようになりました。 ホリスティック医学は、患者さんの自然治癒カを重要視した医学と言えると思います。
私がホリスティックな医療に関心を持つようになってからは、自分の将来は外科医として終わってしまうことよりも、より多くの患者さんに対して、自然治癒力を高めることをアドバイスできる医師になりたいと思うようになりました。 またその方が自分に向いていると考えたのです。 こうして、私は、平成5年12月に済生会御所病院外科医長の職を退職し、約1ヶ月の開業準備をして、新たな気持ちで次のステップを踏みました。
■ ホリスティックな診療所の開設
平成6年2月。ホリスティックな医療を行うために奈良県大和郡山市に慈恵クリニックを開設しました。 入院設備も持たない小さな診療所の中では、時間的にも空間的にも治療法が限定されてしまいますが、患者さんにどのような治療法が提供できるのかを常に模索しながら治療を行っています。 ただし、一般の開業医と同様に地域医療を担っている関係上、診療所の近くから来られる風邪や高血圧といった普通の患者さんに対しては、一般的な治療も行っています。
その他、アトピー性皮膚炎に対しては、アルカリイオン水、強酸性水を用いる水治療や機能性食品、漢方薬などで対処しています。 また糖尿病や肝炎などの生活習慣病に対しては、一般の西洋医学的な治療以外にも水治療、機能性食品なども希望に応じて加えております。 そして、ガンのような難病には弱った免疫力を高めるために数種類の機能性食品を総合的に使いながら、自然治癒力を高める目的で日常的な食事指導やアルカリイオン水の飲用を勧めたり、さらに気功治療を加えたり、遠赤外線治療なども併用したりするような治療を心がけています。
もちろん、西洋医学的な治療方法も否定していません。 西洋医学もホリスティック医学の一つなのです。どんな治療法が最善なのか、またどんな治療法を患者さん自身が望まれるのか。 まず患者さんの希望を聞いて、ホリスティックな治療を行うようにしているのです。 たとえ、現代医学では手のほどこしようのない末期的なガン患者の方でも、その人自身の自然治癒力を高めていく方法は、いろいろと残されています。 人生の最後までも、自らの”生命”の尊厳を守りながら、自らの”生命”をまっとうしていくためにも、ホリスティック医学の存在をより多くの人に知ってもらいたいと思っています。
